冷蔵庫を買い替える時、古いものは処分しようと思うかもしれません。しかし、専門業者に依頼すれば思わぬ価格で買い取ってもらえる可能性もあります。
この記事では、冷蔵庫の買取価格の相場や査定額を上げるポイントなどを詳しく解説。冷蔵庫の買い替えや処分を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
冷蔵庫の買取価格はメーカーや年式、容量などさまざまな要因によって変動します。ここでは、次の条件別の買取価格の相場を見ていきます。
・主要メーカー別の相場(3年落ち・ファミリータイプ)
・年式別の相場(国内メーカー・ファミリータイプ)
・容量別の相場(1年落ち・ファミリータイプ
事前に相場を把握することで、買取店を選ぶ時も参考になるでしょう。
国内の主要メーカー別の相場が下記のとおりです。
メーカー |
相場 |
パナソニック |
10,000〜70,000円 |
シャープ |
10,000〜60,000円 |
三菱 |
15,000〜70,000円 |
日立 |
15,000〜70,000円 |
東芝 |
10,000〜65,000円 |
買取価格の相場に大きな差はなく、メーカーよりも年式やサイズによって変動します。
冷蔵庫の年式は、買取価格に影響する要因の一つです。買取の目安となる1年〜5年落ちの相場をまとめました。
年式 |
相場 |
1年落ち |
20,000〜60,000円 |
2年落ち |
15,000〜50,000円 |
3年落ち |
5,000〜35,000円 |
4年落ち |
5,000〜20,000円 |
5年落ち |
0〜10,000円 |
年式が新しいほど買取価格が高くなりますが、一方で5年落ちを超えると買取不可になることも。店舗によっては5年落ちでも買い取ってくれることもあるので、無料査定を利用するといいでしょう。
冷蔵庫の容量も、買取価格を大きく左右します。容量が大きいほど高価買取が期待できます。
容量 |
相場 |
〜150リットル |
3,000〜8,000円 |
151リットル〜199リットル |
4,000〜8,000円 |
200リットル〜299リットル |
5,000〜10,000円 |
300〜399リットル |
10,000〜15,000円 |
400〜499リットル |
25,000〜30,000円 |
500リットル〜 |
40,000〜70,000円 |
なお、冷蔵庫に備わっている機能も査定に影響します。省エネ性能が高い、AI搭載、スマホ連携などの機能はより高価買取が期待できるでしょう。
買取価格の相場の項目でも触れましたが、主に以下のポイントが影響してきます。
・年式
・サイズ(容量)
・メーカー
・汚れや痛み
・付属品の有無
それぞれの詳細を解説するので見ていきましょう。
年式が新しいほど、買取価格が高くなります。また、同じ年式のものでも搭載されている機能によって評価は異なります。
例えば最新の冷蔵庫にはAIによるコントロールやレシピ検索、賞味期限管理といった機能があるとプラス評価につながるでしょう。
冷蔵庫はサイズが大きいほど買取価格も高くなります。特に「ファミリータイプ」と呼ばれる400リットル以上の冷蔵庫は高価買取が期待できます。
また、大容量になると機能も豊富。購入して1〜2年で売却することは少ないかもしれませんが、買い替える時は一度、査定を依頼するのもいいでしょう。
一般的な国内メーカーであれば、買取価格に大差はありません。しかし知名度が低いメーカーや海外メーカーなどは、信頼性の点から買取価格が低くなる傾向です。
とはいえ年式が5年以内であれば買い取ってくれる可能性があるので、査定を依頼し見積もりをもらってみましょう。
傷や汚れが少なく、中もきれいな方が査定においてプラス評価になります。しかし冷蔵庫を長く使っていると、食品や調味料のにおいが付着することもあるでしょう。
そのような場合は、査定前に掃除をするのがおすすめ。定期的に掃除をすることで冷蔵庫も長く使えるので一石二鳥ですよ。
見落としがちな要因ですが、購入時に付属していた保証書や説明書の有無も買取価格に影響します。また、製氷機や給水タンクなどが純正品であるかも確認されます。
査定に出す時は、できる限り付属品を揃えておくことをおすすめします。
一方で冷蔵庫の買取価格がつかない、つまり買取不可で処分となるケースもあります。例えば次のようなケースです。
・使用年数が5年以上
・悪臭や汚れが目立つ
・十分に機能しない
それぞれの詳細を解説します。
買い取ってもらえる冷蔵庫の年式は「5年落ち以内」が目安。そのため、購入してから5年以上使っているものは買取不可のことが多いです。しかし状態がいい・需要のあるモデルなどであれば買い取ってもらえる可能性もあるので、無料査定を利用してみましょう。
年式が比較的新しくても、冷蔵庫内の悪臭や汚れが目立つと買取価格が大きく下がります。カビや食品の残渣が付着していると雑菌が繁殖し、健康面へのリスクも懸念されます。なので査定に出す前は、必ずきれいに掃除することを心がけましょう。
冷蔵庫が機能しないと、修理や部品交換などのメンテナンスが必要になります。モデルによっては部品がすでに流通しておらず、修理が困難なことも。買取店からするとその分、手間とコストが生じるので対応には慎重になるでしょう。
冷蔵庫を高く買い取ってもらうコツは大きく3つあります。
・掃除をしてから査定に出す
・梅雨〜夏を目処に売却する
・買取専門店や業者に依頼する
年式や容量によって価格は上下しますが、これらのコツを覚えておくことで査定においてプラス評価を得やすくなるでしょう。
それでは、コツの詳細を見ていきます。
査定に出す前は、できるだけ冷蔵庫をきれいに掃除する方がいいです。使用感があっても見た目がよければプラス評価になります。念入りに掃除すべき箇所は冷蔵室や野菜室。残渣やドリップ(液体)を取り除き、清潔な状態に整えましょう。
実は査定に出すタイミングも買取価格を左右します。1年の中で冷蔵庫の需要が増す時期は梅雨〜夏ころ。夏場の高温によって冷蔵庫が壊れやすく、それに伴い購入者も増えるからです。中古の冷蔵庫も一定の需要があるので、時期を見計らって査定に出すといいでしょう。
リサイクルショップでも買い取ってくれますが、幅広いアイテムを取り扱っていることもあり査定額は低め、一方、買取業者は対応する家具家電が限られるものの査定額が高くなる傾向です。基本的に査定は無料なので、相見積もりをとって比較してみましょう。
より高価買取を期待するなら業者への依頼がおすすめ。
冷蔵庫を売る前に必要な準備が3つあります。
・中身の移動
・掃除や水抜き
・電源の取り扱い
前もって準備を済ませておくと、査定や売却もスムーズに進むでしょう。それでは、準備の詳細を解説していきます。
冷蔵庫を売る前に、中身をすべて取り出し他の場所へ移動させます。食品はもちろん、飲料や調味料も忘れてはいけません。新しい冷蔵庫がある場合はそちらに、ない場合はクーラーボックスを活用してもいいでしょう。
中身が空になったら冷蔵庫を掃除します。野菜室や冷蔵室など汚れが溜まりやすい部分は念入りに。そして最後は冷蔵庫に溜まった水を抜きます。
引っ越しの時は前日に電源を抜いておく必要があります。しかし、冷蔵庫の査定は電源を入れたまま行うところも多いです。そのため査定を依頼する時は、電源の取り扱いを必ず確認しましょう。
冷蔵庫の買取についてよくある質問と、回答をまとめました。査定や買取を依頼する前にぜひご確認ください。
買取対象の冷蔵庫は5年落ち以内が目安なので、10年以上使っているものは売却が困難です。しかし希少価値が高い、高額で購入した冷蔵庫などは買い取ってもらえる可能性もあります。まずは業者に相談し、見積もりをもらうといいでしょう。
多くの買取業者は出張・査定料が無料です。中には有料としている業者もあるので、事前に確認しておくと安心です。
壊れて動かない冷蔵庫は、買取ではなく有料での回収となることが多いです。ただし業者によって回収費用が異なります。
冷蔵庫の買取価格は年式や容量によって差があります。ただし、買取対象となる年式は「5年落ち以内」なので、それ以上使っている場合は処分の可能性が出てきます。
冷蔵庫の処分方法についてはこちらの記事で解説しているので、あわせて参考にしてください。
出張買取カイトルのお役立ちコラムです。冷蔵庫売りたいけどどうやって売るの?高く売るコツは?処分より売った方がお得?など、家具家電にまつわるお役立てできる情報を発信しています!
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